蓄電池の寿命ってどれくらい?蓄電池を交換するタイミングと費用

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  • 更新日: 公開日:2019年11月28日

蓄電池の寿命ってどれくらい?蓄電池を交換するタイミングと費用

自宅の屋根に太陽光発電システムを取り付けたら、次に蓄電池の購入を検討する人は少なくないでしょう。
蓄電池と太陽光発電の併設はメリットが大きいからです。
蓄電池があれば、太陽光発電が昼間につくりすぎた電気をためておけるので、夜間にそれを使うことができます。

ただ蓄電池を設置するには、軽自動車が買えるくらいの費用がかかります。
それで購入をとどまってしまう人が少なくないのですが、蓄電池の寿命はどれくらいあるのでしょうか。
この記事では、蓄電池の寿命と、蓄電池を少しでも長く使うコツを紹介します。

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蓄電池の寿命の目安

蓄電池の寿命は種類によって異なり、短いものは6年ほど、長いものになると20年近くになります。
蓄電池の寿命は、使用年数とサイクル回数の2つの方法で計測しています。両者の違いを紹介します。

使用年数からみる寿命の目安

一般の人にとってわかりやすいのは、使用年数でしょう。蓄電池の種類と寿命に達する使用年数の目安は次のとおりです。

  • ・鉛蓄電池:17年ほど
  • ・NAS電池:15年ほど
  • ・リチウムイオン電池:10年ほど
  • ・ニッケル水素蓄電池:6年ほど

鉛蓄電池とニッケル水素蓄電池では3倍近い開きがあります。
しかし蓄電池の場合、種類によって本体の大きさや安全性が異なるので、寿命以外の特性も考慮して選ぶ必要があります。

サイクル回数からみる寿命の目安

サイクルとは、蓄電池の使用回数の単位です。 蓄電池の充電量が0%の状態から100%になるまで電気をためて、それをすべて使い切るまでを1サイクルと数えます。
蓄電池は一定のサイクル数に達すると寿命を迎えます。蓄電池の種類と寿命に達するサイクル数の目安は次のとおりです。

  • ・鉛蓄電池:3,000回ほど
  • ・NAS電池:4,000~5,000回ほど
  • ・リチウムイオン電池:4,000回ほど
  • ・ニッケル水素蓄電池:2,000回ほど

使用年数では1位だった鉛蓄電池が、サイクル回数では3位に落ちています。
サイクル回数はメーカーが機種ごとに目安を示しているので、機種選定の参考になります。

蓄電池を交換するタイミングと費用

蓄電池の寿命は、蓄電容量が著しく低下する時期に設定されています。
蓄電池は、寿命の時期が過ぎたからといってすぐに使えなくなるわけではありません。

性能が著しく落ちる低下するタイミングを寿命と呼んでいるのです。
そして蓄電池の性能は、蓄電容量で評価します。

蓄電容量とは、どれだけ電池をためられるか、という数字です。
蓄電容量の落ち込みも種類ごとに異なり、10%減少した状態を寿命と呼ぶメーカーもありますし、30%減少した時点を寿命に設定しているメーカーもあります。

蓄電池を交換すべきタイミング

蓄電池の交換タイミングで最もわかりやすいのは10年から15年です。
蓄電池の利用価値は、電気を多くためられて、多く使えることにあります。

蓄電容量が大きいほど、太陽光発電でつくった電気を効率よく使ったり売ったりすることができるからです。
メーカーが保証期間を10年または15年にすることが多いのは、そのタイミングで交換したほうが効率的だからです。

蓄電池の交換にかかる費用

蓄電池の寿命が到来し、交換することになっても、新設時よりは費用がかかりません。
新設時には基礎工事や設置工事、配線などが必要ですが、交換時には必要ありません。

蓄電池の交換だけなら数十万円から100万円程度になります。
ただ高性能の蓄電池になると数百万円することもあります。
蓄電池の交換は予算と種類ごとの特性を見極めて行うことになるでしょう。

蓄電池の寿命を長くするコツ

蓄電池を永遠に使えないのは、充電時や放電時に劣化が進んでしまうからです。
そのため同じ種類の蓄電池でも、使用方法によって寿命期間がかなり変わってきます。

次の点に注意すれば、少しでも長く高い性能を維持できるでしょう。

  • ・定期的にメンテナンスをしてもらう
  • ・蓄電池の種類に応じた充電・放電を行う
  • ・蓄電池の保管場所に適した場所に設置する
  • ・ニッケル水素電池はしっかり放電してから満充電にする
  • ・リチウムイオン電池は高温になる場所に置かない
  • ・鉛蓄電池は過放電させないようにして使用後はすぐに充電する

蓄電池を設置するときに業者から超寿命化のコツを教わることができます。
それをしっかり守ることで「お得な電気」を使い続けることができるでしょう。

まとめ

高価格の蓄電池が10年ぐらいで劣化してしまうのは「早すぎる」と感じる人もいるでしょう。
しかし電気をためたり放電したりすると、部品が劣化します。
蓄電池は消耗品である、という考えを持っておいてください。

しかし蓄電池を設置すれば、エコな生活が送れるだけでなく、売電収入を増やすことも期待できますし、災害で停電したときにも威力を発揮します。
コストのデメリットを補って余りあるメリットが得られるはずです。

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