【2019年版】ソーラーローンの特徴を解説!失敗しない選び方

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  • 更新日: 公開日:2019年11月26日

【2019年版】ソーラーローンの特徴を解説!失敗しない選び方】

ソーラーローンは太陽光発電ローンとも呼ばれ、一般的に太陽光発電システムを設置する際のみに利用できるローンです。

太陽光発電の性質を考えて作られているローンなので、一般的なローンと比較して安い金利で借入ができ、返済期間が長く設定されています。

太陽光発電を設置する際に住宅ローンを利用できない方は、ソーラーローンを利用すれば一般のローンよりお得に借り入れできます。

大手銀行や地方銀行、信用金庫、JAバンク、ろうきん、信販会社などの多くの金融機関がソーラーローンを用意していますが、それぞれに特徴があるため、申し込む場合は返済期間や金利などを十分に理解しなければなりません。

この記事では、各金融機関の特徴や選び方についてご紹介します。

ソーラーローンを取り扱う金融機関の特徴

ソーラーローン(太陽光発電ローン)の取扱いがある金融機関は、大手銀行や地方銀行、信用金庫、JAバンク、ろうきん、信販会社など多岐に渡ります。
各金融機関の金利・返済期間・借入限度には、以下のような特徴があります。

金利 返済期間 借入限度額
大手銀行 3~4%前後 15年 ~1,000万円
地方銀行 2~3% ~20年 ~2,000万円
信用金庫 1.5~2% ~20年 ~2,000万円
JAバンク 1.5~2% ~20年 ~1,500万円
ろうきん 2~3% ~25年 ~2,000万円
信販会社 2~2.5% 15~20年 1,500~2,000万円

この3点以外にも、信頼性や利便性などを加味した上で、最適な金融機関に申し込み先を検討する必要があります。
ここでは、より具体的に各金融機関の特徴を解説します。

銀行のソーラーローンの特徴

銀行が提供しているソーラーローンでは、さまざまな割引を受けられるのが大きな特徴です。
申し込み先の銀行で、住宅ローンを借り入れている場合は、住宅ローンを割引きできることもあります。

また、ご自身が口座開設している金融機関で申し込みすれば、振り込み手続きが簡単に行えるため返済するのに手間がかかりません。

他の金融機関と比較して、提出書類が多く審査が厳しいことはデメリットですが、今まで利用してきた分、安心して利用することが可能です。

大手銀行の特徴

大手銀行は日本各地に支店を持っているため、どこに住んでいても申し込みやすいのが特徴です。
また、WEB申し込みすることで、割引してくれる銀行もあります。
金利や返済期間などは以下の通りです。

固定/変動 金利 返済期間 借入範囲
三菱東京UFJ銀行 変動 1.99~2.975% 最長15年 50~1,000万円
三井住友銀行 変動 4.975% 最長15年 10~1,000万円
みずほ銀行 変動 3.975% 最長15年 10~500万円
固定 4.050~4.7%

※借り入れは1万円刻みとなります。

他の金融機関と比較して、金利の高いケースがありますが、割引制度を上手に利用することで元々借りていた住宅ローンを含めお得にお金を借りることができます。

地方銀行の特徴

金融庁によると、全国には全部で64行の地方銀行があり(平成31年4月1日時点)、横浜銀行や千葉銀行、広島銀行など「ソーラーローン」として提供している地方銀行もあれば、リフォームローンとして提供している銀行もあります。
また、地方銀行は地域密着型なので、申し込みには「住まいや勤め先が支店の営業地域内にあること」などの条件が加えられているのが特徴です。

固定/変動 金利 返済期間 借入限度額
横浜銀行 変動 1.7~2.7% 最長15年 10~500万円
千葉銀行 変動 2.50~2.60% 最長20年 10~1,500万円
埼玉りそな銀行 変動 2.350% 最長15年 10~1,000万円
関西みらい銀行 変動 2.5~4.0% 最長20年 10~1,500万円
固定 5年以内3.4~4.5%
5年以上4.5~5.5%
北海道銀行 変動 2.425% 最長15年 10~1,000万円
固定 3.0%
静岡銀行 変動 2.4~5.2% 最長15年 150~1,000万円
広島銀行 変動 1.975% 最長15年 10~500万円
固定 2.5%
福岡銀行 変動 2.4~3.5% 最長20年 10~2,000万円

地方銀行は、金利が2.5%前後のところが多く、大手銀行と比較して低めに設定してあり、ほとんどの銀行で変動金利となっております。
そのため、金利が変動しなければ、大手銀行よりお得に借り入れできるでしょう。

また、銀行によっては日照補償や各種保険がついているため、メーカ保証が少ない場合やもっと手厚く補償されたい人におすすめです。

信用金庫のソーラーローンの特徴

信用金庫とは、地域に特化した金融機関です。地方銀行よりも狭く、営業エリア内に住まいや勤務先がある方が、会員になることで取引できます。
もともと地元の中小企業や個人を支援するための組織なので、金利が低く設定されているのが大きな特徴です。

全国に200以上の信用金庫がありますが、下記の表ではその中でも特に規模の大きい信用金庫のソーラーローンについてまとめました。

固定/変動 金利 返済期間 借入限度額
東京信用金庫 8年以内:固定
8年以降:変動
1.105%~3.355% 最長15年 30~1,000万円
埼玉縣信用金庫 変動 2.2% 最長15年 1~1,000万円
京都中央信用金庫 変動 1.7~1.8% 最長20年 ~2,000万円
城南信用金庫
(東京・神奈川の一部)
固定 1年目無利息
2年目~1.0%
最長8年 50~300万円
岡崎信用金庫
(愛知の一部)
変動 1.75~2.0% 最長15年 ~1,000万円

信用金庫のソーラーローンの金利は1.5~2%前後と、銀行と比較して低く設定されています。
ただし、0.5%前後を保証料として金利に追加されることもありますのでご注意ください。

また、返済期間が一定を超える場合、団体信用生命保険に加入しなければならないこともあります。

なお、ほとんどの信用金庫では利用の際に、一般社団法人しんきん保証基金の保証を利用するか、法定相続人に連帯保証してもらう必要です。

東京と神奈川の一部で営業している、城南信用金庫は返済期間が最長8年と短く、限度額が300万円と低い代わりに、最初の1年間は無利息、2年目以降は1.0%の固定金利と、ほとんどの銀行より安く利用することができます。

JAバンクのソーラーローンの特徴

JAバンクはJA・信連・農林中金の総称で、民間最大級のグループとして、全国各地に店舗を持っています。
金利が低い傾向にありますが、そのぶん審査の難易度は厳しめなのが特徴です。
組織によっては、組合員に優遇金利を設けているところもあります。

固定/変動 金利 返済期間 借入限度額
JA横浜 変動 1.7~2.35% 最長15年 10~1,500万円
固定(10年) 1.8~2.45%
JAとぴあ浜松 変動 1.55% 最長20年 10~1,500万円
JAバンク鹿児島 固定 1.2~1.4% 最長15年 10~1,000万円

JAバンクでは金利を1%前後と設定しているところが多く、固定金利でも変動金利でも他の金融機関より返済金額を安く抑えることができるでしょう。

ただし、JAバンクを利用する場合、指定された保証機関の保証利用が必要です。
保証審査が必要になりますので、利用までに手間がかかるなどのデメリットがあります。

ろうきん(中央労働金庫)のソーラーローンの特徴

ろうきんとは、労働組合や生協組合が助け合うためにつくった金融期間です。
全国に13のろうきんがあり、対応する地域のろうきんに相談してみましょう。
その中でも大きなろうきん4つの金利などについてご紹介します。

固定/変動 金利 返済期間 借入限度額 対応地域
中央ろうきん 変動 2.0~3.275% 最長20年 ~2,000万円 茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨
固定 2.1~3.1%
九州ろうきん 変動金利 2.5~3.0% 最長25年 ~2,000万円 福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島
東北ろうきん 変動 2.125~2.625% 最長10年 ~2,000万円 青森・秋田・岩手・山形・宮城・福島
固定 1.950~3.15% 最長25年
四国ろうきん 変動 2.3~2.8% 最長25年 ~2,000万円 徳島・香川・愛媛・高知
固定 2.4~4.8%

基本的にろうきんの金利は、団体会員・生協組合員・一般同社の区分によって変わり、団体会員の場合最低値で利用することができます。
また、信用金庫やJAバンク同様、指定された保証機関での保証利用が求められます。

信販会社のソーラーローンの特徴

信販会社とは販売信用を保証している会社で、ジャックスやアプラスなどが代表的です。

信販会社は太陽光発電の販売業者と提携して、太陽光発電システムの購入者への貸出をおこなっています。
業者が申請を代行してくれるため手続きが楽ということと、一番審査が通りやすいということが最大の特徴です。

信販会社のローンでは、提携業者によって条件が異なります。
金利は2~2.5%からの固定型が一般的で、他の金融機関の最低金利に比べると高いかもしれませんが、利用しやすい金利と言えるでしょう。
返済期間は最長15年ほど、融資限度額は最大1,500~2,000万円が一般的です。

工事完了後に販売店に直接お金が振り込まれるシステムとなっているため、手付け金や土地代など初期段階である程度のキャッシュが必要となるケースがある点に注意が必要です。

失敗しないソーラーローンを選ぶ際の4つのポイント

ソーラーローンの特徴を紹介しましたが、かえってどれがよいのかわからなくなってしまった方も多いでしょう。
ここでは、ソーラーローンを選ぶ際に最低限抑えておくべきポイントについてまとめました。

金利の低さより総返済額で選ぶ

ソーラーローンを選ぶ際、金利を重視するかと思いますが、金利の低さだけで選ぶのは危険です。
金利は、基本的に変動金利の方が安く設定されていますが、安易に変動金利を選んでしまうと、金利見直しの際に固定金利よりも高くなってしまう可能性があります。

各金融機関のサイトに、返済シミュレーションがありますので、金利ではなく最終返済額を確認した上で選ぶようにしましょう。

「融資実行日」が費用支払い日に間に合う確認する

ローンを申し込んでもすぐに融資してもらえるわけではありません。
審査・決定・契約を経て融資実行が決まるため、支払い日に融資が間に合わないというトラブルが発生するケースがあります。

融資実行日までの期間は金融機関により異なりますが、申し込みから審査を含め、2週間~1ヶ月程度見込んでおきましょう。
販売会社と提携している信販会社以外に申し込む場合は、特に注意が必要です。

特典の内容をしっかり比較する

大手銀行のソーラーローンは、金利や手数料、既存契約している住宅ローンの割引を受けられ、地方銀行のソーラーローンでは、日照補償・災害補償などの保障がつくことがあります。
信販会社やイオン銀行では、ローンを組むことでクレジットカードのポイントがたまり、普段の買い物が割引されることもあります。
どの金融機関を選ぶか迷った場合は、このような特典をよく比較するようにしましょう。

見積もりを取る際に複数の販売会社に相談する

見積もりを取った際に、複数の販売会社へソーラーローンについて相談してみましょう。
提携の金融機関を利用することによって特典がつき、お得にお金を借りれるケースがあるからです。

また、他の人がどのような金融機関を使用しているかも聞いてみましょう。

ソーラーローンの選び方でよくあるQ&A

ここでは、ソーラーローンによくある質問についてお答えします。

Q1|固定金利と変動金利どちらのソーラーローンを選ぶべきですか?

固定金利と変動金利のどちらが良いとは一概にはいえませんが、ライフプランによってそれぞれ向いている方というのは存在します。

固定金利は変動金利に比べると、高めに設定されています。
ただし、市場金利によって返済額が変わらないため、安定して返済していきたい方におすすめです。

逆に、変動金利は数年に一度金利が見直されるため、金利が増額する前の短期間で完済もしくはほとんど返済できる、あるいは金利が上がっても返済に困らないという方に向いています。

Q2|太陽光発電の販売会社に提携している会社のローンをすすめられましたが、そこにすべきでしょうか?

販売会社が提携している信販会社のソーラーローンなら、金利も2.5%程度で手続きも一任でき負担がありません。

しかし、より低い金利を求める場合、他のローンも検討したほうがよいでしょう。
すすめられてもすぐに契約せず、一度他の金融機関もみて後日最終決定するのがベストです。

無理に急かすような業者であれば、契約は控えた方がよいでしょう。

Q3|ローンを組む際、頭金が必要ですか?

ソーラーローンは頭金ゼロでも組むことができます。

頭金を入れた方が支払い金額を減らせますが、手元にキャッシュを確保しておきたい場合は無理に頭金を入れる必要はありません。
頭金は負担のない範囲で考えましょう。

◆Q4|各金融機関でどのような人がおすすめですか?

各金融機関でおすすめな人は、以下のような人です。

金融機関 おすすめな人
大手銀行 住宅ローンを大手銀行で組んでいる・ずっと大手銀行を使用してきたので安心感がある
地方銀行 地方銀行に口座を持っており長く使用している・自分の地域でローンを組むと補償がつく
信用金庫 一般社団法人しんきん保証基金の保証を利用できる・信用金庫の生命保険に加入したい
JAバンク 低い金利でお金を借りたい・保証機関の保証を利用できる
ろうきん ろうきんの団体会員もしくは生協組合員の方・できるだけ多く分割したい
信販会社 販売会社に提携している信販会社があり、お得になる・その他特典が利用できる

まとめ

一般的なカードローンやフリーローンの金利が3~5%以上するのに比べて、ソーラーローン(太陽光発電ローン)では金利1~2%台という低金利で借り入れすることができます。

金利 返済期間 借入限度額
大手銀行 3~4%前後 15年 ~1,000万円
地方銀行 2~3% ~20年 ~2,000万円
信用金庫 1.5~2% ~20年 ~2,000万円
JAバンク 1.5~2% ~20年 ~1,500万円
ろうきん 2~3% ~25年 ~2,000万円
信販会社 2~2.5% 15~20年 1,500~2,000万円

金利や返済期間はそれぞれ異なるため、自分の条件に合ったローンを見つけることが重要です。
どれを選べばわからない場合は、一括見積もりで販売会社やカスタマーセンターでよく相談するようにしましょう。

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