太陽光発電の設置費はいくら?良い業者に安く設置してもらう3つのコツ

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  • 更新日: 公開日:2019年10月18日

太陽光発電の設置費はいくら?良い業者に安く設置してもらう3つのコツ

太陽光発電を検討した場合、設置費用の相場は必ず気になるかと思います。太陽光発電の設置費は、「工事費」「パネル費」「パワーコンディショナー費」「架台費」「その他の費用」といった5つの費用からなりたち、一般的な内訳は下図の通りです。

参考:平成 31 年度以降の調達価格等に関する意見(案)|経済産業省

この記事では、設置後に「もっと安くできた」と後悔しないために、太陽光発電の設置費の相場やできるだけ安くする方法などをご紹介します。

太陽光発電の設置費用の相場はいくら?

太陽光発電の設置費用の相場について解説します。

2019年の設置費用の相場

太陽光発電は、1kWhあたりの金額で費用相場が算出されており、2019年度の設置費用相場は5kwhで、約155万円とされています(参考:平成 31 年度以降の調達価格等に関する意見(案)|経済産業省)。

これらは、工事代や周辺機器や部材の代金、諸経費まですべてを含んだ金額です。ただし、6寸(約30度)の傾斜屋根の場合、足場を組む必要があり、追加で10~20万円の費用が追加料金として発生します。足場代は、足場を設置する業者によってまちまちですし、建物の面積などによっても変動するのであらかじめ確認するようにしましょう。

足場の設置は、労働安全衛生規則第五百十八条で「事業者は、高さ2メートル以上の箇所(作業床の端、開口部と除く)で作業を行う場合において墜落により労働者に危険を及ぼす恐れれのあるときは足場を組み立てる等の方法により作業床を設けなければならない」と定められています。

設置費用は回収できる?

数百万で太陽光発電を設置した場合、設置費用を回収することはできるのでしょうか。

経済産業省では、住宅用の余剰電力買取に際しては10年という期間を設定していますが、システム費用の採算は20年で計算しています。つまり、設備費用については10年間の余剰買取という形で補助しますが、その後は自家消費の電気代が安くなるという前提で、採算の計算をしているのです。

ちなみに5kwですと設置に必要な面積は、25㎡〜45㎡と大きく差が出ます。これはパネルの発電効率によって生じるものです。限られた屋根の上に設置することになるので、より効率の良いパネルを設置し発電量を上げることで、回収期間をより短縮できるでしょう。

設置費用は年々安くなっている!

設備価格が下がっているので、設置費用も年々下がっているのは事実です。

2012年の設置費用が46.5万円/1kWhだったのに対し、2018年の設置費用は34.1万円/1kWhと約12.4万円も安くなっています。これは、パネルなどの生産が機械化により、以前より低コストになったからでしょう。

売電価格は低下しましたが、それに伴い設置費用も安くなっているため、「回収できない」ことはありません。今後電気代が高くなれば、太陽光発電による経済効果が大きくなるでしょう。

太陽光発電の設置費用を比較する際の5つのポイント

太陽光発電を設置する際は、複数の施工会社から見積もりをとり、比較した上で依頼先を決定するのが一般的で、一番安く、良い業者に出会える方法です。

ただし、設置業者の価格やクオリティ、サービス内容などは多岐にわたり大きく変わります。なので、太陽光発電発電の設置を成功させるための第一歩はいい業者にめぐり合うことです。そのためにはどんな視点で比較すればいいのでしょう。

1:何年で元が取れるのか計算する

まず、何年で元が取れるかを知りましょう。当然ですが採算は初期投資としての設備費用の額に比例します。もっというと工事業者にもよるかもしれません。大事なのは安いからいい業者だということはない、ということです。仕事を受注するために無理な金額を提示して、帳尻を合わせるために手抜きをしたり。数ヶ月後には雨漏りで大変なことになったという事例もあります。

業者に見積もりを依頼すれば10年間の売電収入の趣味レーションも出してくれますので、各社のシミュレーションを見比べて検討しましょう。出されたものを鵜呑みにするのではなく、しっかりと説明を聞くことが大事です。

2:発電量も考慮して比較する

まずパネルによって発電量が違うことを考慮しなければなりません。できれば、発電効率のいいパネルを選定するべきです。そうすると、当然発電量は増えます。発電量が増えれば、同じ設置費用でも発電単価が下がるためコスパよく発電できるでしょう。

10年のスパンで考えると設備費用が上がっても、発電効率のいいパネルを選択することをおすすめします。

3:見積もりを出すときは必ず業者に屋根を見てもらう

屋根材によって施工方法が変わったり、据付架台が違ったりします。ときには屋根に穴を開けたりしなければなりません。さらに、パネルやメーカーによっても取り付け方や据付架台が違ってくるため、机上の計算だけで出せるものではありません。

下見には立ち会って、工法の説明や屋根材を削るなどの加工についてや、天井裏の加工についてもよく聞いておきましょう。そして、一番大事なのが強度と防水処理についてです。特に防水については重要です。

瓦に穴を開けて設置する工法も多いので、防水処理が悪いと何年も経ってから漏水してきたという事例は珍しくありません。防水処理に追加費用は発生するかなどもよく確認しましょう。

4:複数の会社の「工事費」「設備費」を比較する

手間はかかりますが、最低でも2社の見積もりを比較しましょう。できれば3社が理想です。それ以上になると情報が混乱してかえって決めにくくなりますので、一度に2~3社を比較することをお勧めします。

工事費用や設備費が、相場に近い場合は問題ありませんが、大きく離れた見積もりの場合は安い場合でも避けた方が無難かもしれません。また、見積金額がでたら、なぜそのような金額になるのかしっかり説明を聞くようにしましょう。

5:販売訪問の人の話を鵜のみにしない

訪問販売員は売るのが専門の人です。鵜呑みにしてすべて任せてしまうと、大変なことになることが多いので気をつけるべきです。極端な話ですが、商品を売ってお金が入れば後は関知しない、といったタチの悪い業者も多いものです。

そもそも商品や実際の収益、リスクに関してどれだけの知識があるかわかりません。中にはまっとうな訪問販売業社もいるでしょうが、それはまれですから、まずはいわゆる「質の悪い訪販業社」という目でみましょう。

太陽光の設置費用を安くする3つのコツ

まずは知識武装しましょう。ただし、あまり知識を詰め込むと頭でっかちになって、あれもこれも気になって結局何も選べない、なんて状況にならないように気をつけてください。

経験の長い「腕」のいい業者の選定が鍵です。価格の安さも大事ですが、「腕前」が大事なのです。太陽光発電設備は一度設置したら10年、20年屋根の上に据わるのです。手を抜いてはいけません。最初に決めたことがその後の20年間に影響し続けることを忘れないでください。そして、売電期間はシステムが止まればその間は売り上げは、当然ゼロです。

なので、まずはよく話をよく聞くことから業者の選定は始まります。極端に安い業者はどこかで手を抜いているかもしれませんので、必ずしも安い業者がいい業者であるとは限りませんので留意していください。

業者とよく相談し費用に合わせた設備を選ぶ

設備を選定する際に注意すべきことは、パネルとパワコンについての選択肢が多いので、業者とよく相談して予算と収支計画にあった設備を選んでください。

特に普段は見えない屋根裏の処理や、屋根への据え付け方法などについてよく打ち合わせをし、納得してから発注してください。

補助金制度を利用する

都道府県や市区町村の補助金が利用できる場合があります。ほとんどの自治体では毎年予算を組んで補助金を給付しますので、申請が予算に達したら受付を終了しますので、早めに申請をすることをおすすめします。

各自治体によって給付対象や、金額、時期などが全く違ってきますので、まずはご確認ください。

ローンを利用するなら金利の安い業者を選ぶ

金利が安いのは一般的に銀行から借りることです。ただ、審査が厳しかったり時間がかかったりするので、ノンバンク系や信販系の金融機関を利用した方が楽かもしれません。いずれにしても、設備費用に金利負担を乗せても十分に採算がとれるかどうかを慎重に見極めてください。

ただ、金融機関が入る場合は、担保として保全するため、事前に設備や業者についてしっかりと値踏みしてから審査結果を出しますので、そういう意味では安心です。

まとめ

政府は自家消費型の再生可能エネルギー発電設備の導入を目指していますが、いくつかある再生可能エネルギーの中で、個人の住宅用に使えるのは太陽光発電だけなのです。ですから政府も優先的に太陽光発電の導入に力を入れているのです。

その最も象徴的な政策が電力の売電制度なのです。そして、売電価格も発電設備を導入した人たちが採算割れを起こさないよう、専門家が毎年検討して決定しているものです。

なので、安心して導入できる設備であると言えます。今回は、最終的には専門の業者に依頼せざるを得ないことを踏まえ、具体的な試算方法より、「どこに注意して導入したらいいか」を趣旨として説明しました。これらのことを念頭に置いて、ぜひ安全で有用な「太陽光発電」設備を導入していただければと思います。

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