太陽光発電に関する5大トラブル事例と回避する方法

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  • 更新日: 公開日:2019年11月26日

太陽光発電に関する5大トラブル事例と回避する方法

太陽光発電を導入する際に思わぬトラブルに見舞われてしまうことがあります。 ほとんどの方が初めて太陽光発電を導入されるため、どのようなトラブルがあるか分からないことが原因の一つです。

安い買い物ではないため、どういったトラブルがあるか、事前に確認しておくことが大切です。

この記事では太陽光発電に関する5大トラブルとその回避方法をご紹介いたします。

事例1|悪徳営業マンとの契約トラブル

太陽光発電システムをトラブルなく導入するためには、「業者選び」が重要です。悪質な業者の営業方法には、いくつかのパターンがあるため、知っておきましょう。

悪徳営業マンとの契約トラブル事例

悪徳営業マンとの契約トラブルで最も多いのが、不当に高額な設備や収益のでない設備を契約させられてしまうケースです。
これから太陽光発電の設置を考えているという方は、訪問販売などで悪質な業者に引っかからないように気をつけてください。

「今ならモニター価格で安く契約できる」 「今契約してもらえば期間限定の特別割引」 こういった「今契約しなければ損だ」と契約を焦らせるようなセールストークには要注意です。

なかには元値を高く設定し、あたかも安売りしているかのように見せる悪徳営業マンもいます。
「何年で元が取れる」といった収益の計算が甘く、実際の収益とかけ離れている場合もあります。

太陽光発電導入の際には、複数社を比較することが大切です。
不当に高額な契約を結ばせようとする悪徳営業マンは、他社との比較をさせたくないため、契約を急かしてきます。

適正価格か判断できない場合には、その場で契約せず一度冷静に検討しましょう。

回避方法|契約後はクーリングオフを検討する

訪問販売や電話勧誘などで太陽光発電を契約した場合、クーリングオフの対象となります。
クーリングオフとは、契約の申し込み・締結をしてしまった後でも、一定期間内であれば無条件で契約を解除できる制度のことです。

支払ったお金を返してもらうことができ、違約金なども発生しません。

訪問販売・電話勧誘販売でのクーリングオフの期間は、契約日から8日以内です。
このとき、契約した日を1日目と数えるので、気をつけましょう。

クーリングオフの手続きは、販売会社やクレジット会社にはがきで通知します。
もし、業者が「クーリングオフできない」などと不当に妨害された場合、8日間を過ぎてもクーリングオフすることができます。

契約解除に不安な場合や問題が生じた場合などは、消費生活センターの窓口に相談しましょう。

事例2|施工後に屋根からの雨漏りするトラブル

太陽光発電システムの施工後に見られるのが、屋根から雨漏りするトラブルです。
雨漏りトラブルの多くは、施工不良が原因です。

適切な施工をおこなってもらうだけでなく、契約前には保証について確認しておくことも大切です。

施工後に屋根からの雨漏りするトラブルの事例

雨漏りは、最上階の天井や壁のクロスに黒いしみが見られることから発覚することが多いです。
施工後すぐに発覚する事例ばかりではなく、数年後に見つかる場合もあります。

太陽光パネルの多くは、屋根の屋根材・防水シートに穴を開け、屋根裏の垂木という部材に金具で固定するという設置方法をとります。
そのため、穴をあける場所やあけかたがおかしかったり、防水処理が適切におこなわれていなかったりすると、雨漏りしてしまうことがあります。

もし施工から数年後に雨漏りが見られた場合、屋根の経年劣化や結露によるものなのか、太陽光パネルの施工に原因があるのか、自分だけでは判断がつきにくいです。
雨漏りの原因について、業者や第三者に確認してもらう必要があります。

回避方法|優良な施工会社を選ぶ

屋根に穴をあけて太陽光パネルを設置する工事には、技術力や経験が必要です。
屋根への穴あけや防水処理を適切におこなうのはもちろんのこと、古い屋根に負担をかけないようにするなど状況に合わせて臨機応変に工事をおこなう必要があります。

太陽光発電システム設置による雨漏りのトラブルを回避するには、優良な施工会社を選ぶことが大切です。
雨漏りのトラブルはメーカー保証ではなく施工会社による保証となるため、万が一の雨漏り保証についても確認しましょう。

事例3|ずさんな施工による保証適用外トラブル

経験・知識不足の業者や、悪質業者によるずさんな施工がトラブルにつながる事例があります。
状況によっては機器が保証してもメーカー保証対象外となってしまうことがあるため注意が必要です。

ずさんな施工による保証適用外トラブル事例

太陽光発電設備の施工で多いトラブルは、メーカーが定めたルールを守らずに施工されたケースです。
太陽光発電システムのメーカーは、安全にシステムを設置するために施工基準を設けています。

もし、この条件を守らずにずさんな施工をした場合、メーカーの保証が適用外となってしまう可能性が高いです。

例えば、大雨で太陽光発電システムが浸水して、機器が故障してしまった事例。
本来、メーカーの定めた施工条件を満たしていれば、十分に水はけがおこなわれるはずが、ずさんな施工によってトラブルが起きてしまったのです。

回避方法|メーカー施工IDの有無を確認する

メーカーの定めた施工基準にのっとって適切な施工をおこなってくれる業者かどうか確認できるのが「メーカー施工ID」です。

各太陽光発電システムメーカーは、自社商品の適切な設置方法を伝えるための講習を実施しています。
この講習を受けた業者には、メーカーごとに施工IDが発行されるのです。

施工店選びの際にはメーカー施工IDの有無を確認し、トラブルを回避しましょう。

事例4|パネル・パワーコンディショナの故障トラブル

太陽光発電システムの機械が故障するというトラブル事例もあります。
パワーコンディショナとは、太陽光発電システムでつくった直流の電流を、住宅で使用できる交流の電気に調整する機器のことです。

太陽光発電システムの故障が原因となって、火事が発生したという事例もあります。

パネル・パワーコンディショナの故障トラブル事例

消費者安全調査委員会によると、住宅用太陽光発電システムに関する火災・発火・発煙・過熱等の事故は、平成20年3月~平成28年8月まで102件が報告されています。
このうち、パワーコンディショナや接続箱から発火等が発生した事例が41件、太陽電池モジュールまたは配線から発生した事例が8件でした。

このトラブルの原因としては、取り付け時の不備や経年劣化が多いと言われています。
また、掃除をしてなかったことにより、パワーコンディショナのフィルターが目詰まりを起こして故障してしまうケースも多くみられます。

回避方法|定期的にメンテナンスする

事故が起こったシステムのうち、業者による保守点検等のメンテナンスを実施していなかったケースは全体の71%でした。
メンテナンスフリーと勘違いしていたり、費用がかかったりすることから、メンテナンスや掃除をほとんどしていなかったそうです。

太陽光パネルやパワーコンディショナの故障トラブルを回避するためには、なにより定期的なメンテナンスが重要です。
太陽光発電システムは屋根の上に設置されており、自分で劣化などに気づくことは困難だといえます。
業者にメンテナンスを頼み、設備の劣化はないか、設置不良はないかなどチェックしてもらいましょう。

事例5|太陽光発電設置後の近隣トラブル

太陽光発電システムの設置がきっかけとなり、近隣住民とトラブルになってしまうケースもみられます。
事前の対処で回避できるため、どのようなトラブルがあるかを知っておきましょう。

太陽光発電設置後の近隣トラブル事例

近隣トラブルで最も多いのが、パネルの反射光によるトラブルです。

2015年に姫路市の男性が太陽光パネルの反射光によって住環境が悪化したとのことで、大規模太陽光発電所の事業者に対して訴訟を起こしたという事例がありました。
反射光による眩しさや熱は、熱中症などにもつながるとして、各地でトラブルが起こっています。

反射光は事前の計算で近隣住宅に当たらないようにできるため、施工会社や販売業者の対策不足が原因といえます。

雪が多く降る地域で起こりがちなのが、太陽光パネルから落下する雪にまつわるトラブルです。
大量の雪が一気に落下すると、人や物を傷つけるトラブルに発展しかねません。

屋根から雪が滑り落ちないための対策として、「雪止め金具」の設置が有効です。

回避方法|施工会社と事前に打ち合わせする

反射光や雪の落下による近隣トラブルは、施工会社しだいで対策が可能です。
反射光のシミュレーションや、雪止め金具の設置等について、業者としっかり打ち合わせをおこないましょう。

まとめ

太陽光発電システム設置に関するトラブルの原因の多くは、施工業者の知識不足や、悪質な業者によるずさんな施工です。

屋根の状態や反射光、雪などの条件を正しく把握し、適切に施工することでほとんどのトラブルが回避できます。

悪質業者に迫られても焦って契約せず、複数社を比較して安心できる優良な業者を選びましょう。

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