訪問販売で太陽光発電を契約するリスクと対処法

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  • 更新日: 公開日:2019年11月27日

訪問販売で太陽光発電を契約するリスクと対処法

太陽光発電システムの訪問販売でのトラブルは、未だに後を絶たないようです。
しかし、訪問販売すべての業者が悪徳であるとも決めつけられません。

2020年に固定買取制度の見直しをすることになっています。
そこで産業用のFIT制度は終了する予定ということが発表されていますが、そのことを利用して駆け込み購入をあおるようなトークで営業を掛けてくることが考えられます。

少なくとも家庭用に関しては引き続き固定買取制度を継続していくようなので、そちらは慌てる必要はありません。

「販売訪問=悪徳」ではないが…

訪問販売がすべて悪徳ということではないのですが、大事なことは興味を持ってもすぐに契約をしないことです。
まずは頭を冷やして、「冷静になって考え直す時間をとる」ことが重要です。

一般的な営業手法として、高めの見積から入ることはよくあることです。
そのことだけをとって悪徳と決めつけるよりは、少なくとも3社ほどから相見積もりをとって、しっかり話を聞けばなんとなく商品についての知識が見えてくるものです。
そのうえで、最初の営業マンにいろいろなことを質問してみるのです。

そもそも訪問販売の営業マンは、物を売るプロではあっても太陽光発電のプロではないことが多いものです。
特に工事に関してはほぼ素人だといっていいと思います。
少なくとも商品知識をしっかり持っていて、どんな質問にも的確な回答ができるかどうかをよく見極めてください。

契約してはいない営業マンの特徴

専門知識に乏しったり、質問に的確に答えられないなど、専門性に欠ける営業マンからはたとえ悪徳でないにしても、取引はしない方が無難です。

そのほか「しつこく契約を迫る」「見積書が工事一式となっていて明細がわからない」「固定買取制度についてよく理解していない」「アフターケアやメンテナンスの基準がない」などは怪しい業者かもしれません。

巧妙なのは、補助金の申請から入ったり、光熱費のシミュレーションから入ってきたりする営業マンです。
少し距離を置いたところから、スッと入ってくるのですが、必ずしも悪徳であるとは限りません。
やはり、何があってもすぐに契約をせずに、まずは時間をおく。これが一番のトラブル回避策ではないでしょうか。

訪問販売で太陽光発電を契約するリスク

「モニター価格」とか、「キャンペーン価格」とか、「工事代無料」は要注意。
そういう文言が出てきたら、その会社のホームページを見てみましょう。
今の時代、1対1の訪問販売より、不特定多数が見ているネットの方が信憑性が高かったりしますので、営業マンが言っていることが書かれているかどうか、をまずはチェックしてみましょう。

ホームページに書かれていれば、一応会社として公にしているサービスであることはわかります。
ついでにもっと詳しい条件もチェックしたり、ほかの業者のサービスもチェックしたりして、質問事項をたくさんつくってしまいましょう。

相場より数百万高いことも

最近は蓄電池とのセット販売で高額提案してくる業者も増えいているようです。
ハイブリッド車や電気自動車の普及に伴って「バッテリーは高価なもの」ということが刷り込まれているので、蓄電池とセットという提案だと、多少高くてもわからない消費者が多いようです。

そもそも訪問営業はネットなどに比べて、成約率は決して高くありません。
でも人件費はかかりますので、そこそこ利益を乗せて販売しないと儲からないという原理原則があります。

そういう事情もあって、かなり高い金額を提示してくるケースがいまだにあるようです。
興味はあるけど相見積もりをとることを臭わせるだけで、金額を大幅に下げてきたりする営業マンもいます。

最初の金額は何だったんだ、と言いたいところですが、大幅に下げてもまだ相場より高かったりします。

ネットで調べればすぐわかるのになぜそんな嘘をつくのか不思議ですね。

技術の無い業者の設置でトラブルがあるかも

訪問販売の場合、通常は営業会社が前面に立っているので、施工会社がどのような会社かわからないことがあります。

そもそも訪問販売会社自体が技術をわかっていない場合、施工会社についての善し悪しを見極める能力もないわけです。
見極め力がなければ、結果的に技術力のない、あるいはいい加減な施工会社を顧客に紹介して、後でトラブルに発展するということは容易に想像がつきます。

また、住宅用売電制度が始まって10年弱が経過し、技術的なトラブルや施工上のトラブルがたくさんフィードバックされるようになってきました。
外からはわかりにくいのですが、そういうフィードバックされた情報をきちんと収集して、どう消化しているかどうかがポイントになってきます。

アフターフォローがない・聞いた話と違うことも

訪問販売の場合、「売るだけが仕事、あとは関係ない」と割り切った業者も多くいます。
彼らは売ることには長けていて、興味があるのですが、お金になりにくいアフターサービスには興味を示さないようです。

また、入金までは必死に嘘をつき、その嘘を隠すのですが「お金が入ればこっちのもの」とばかりに、入金を境に態度が180度変わってしまうような業者もいます。
そして、話が違うと申し出ても対応してくれないばかりか、開き直る業者もいます。

そもそもお金を稼ぐために、単価の高い商材として太陽光発電システムを選ぶことも多いようで、後のことにはまったく無頓着な業者もいます。
契約前にしっかり確認して、契約に盛りこまれていなければ、盛りこむよう要求するなど、はっきりした態度で臨むべきです。

太陽光発電の訪問販売の正しい断り方

電話営業とか訪問販売の営業をうけたときには、相手だけがこちらの情報を握っているので、強行的に断ると後で何かのカタチで報復されるのではないかと心配になったりします。

ですから、柔らかく紳士的に断ります。しかも、相手がそれ以上追い打ちを掛けられないような断り方で。

電話営業の断り方

電話営業でも訪問営業でも、「お金がない」だと切り返せるのですが、「ローンを組みたくない」と言われると、それ以上進めるのが難しくなるそうです。

しかし、手っ取り早く断るには身内を電気屋さんに仕立ててしまうことです。
身内と言っても実在する必要はありません。実際に電気屋さんである必要もありません。
ただ、「主人の実家が電気工事店を営んでいるので、ほかから買うことはできないんです。ごめんなさい」で、大抵は引いてくれます。

身内の絆を乗り越えて営業を仕掛けてくる強者もいるかもしれませんが、今までそのような営業マンに会ったことはありません。
この手法は、ほかの勧誘にも結構有効なのです。

家にいれる前の断り方

家に入れる前というのは、門前払い的に話も聞かずに断りたいのか、それとも興味があって話は聞いたものの家にまでは入れたくない、というふたつのパターンがありますよね。

前者であれば、電話営業の断り方と同じ方法が通用しますが、絶対的な前提としてドアを開けないことです。
インターホン越しに対応しましょう。

後者の場合は、その場しのぎだけで切り抜けようとすると、後日再度訪問をかけられたりしますので、はっきりと断りの意思を伝えてから「病人が寝ている」とか「これから出かける予定がある」ので帰ってくださいと、毅然とした態度で伝えましょう。

また、ドアを開けてしまったのなら、まず身分証明書の提示を求めて、携帯カメラで撮影の確認をしましょう。
後ろめたい人は、証拠を握られるのを嫌いますから、その時点で退散するかもしれません。

一括見積もりだけでもと言われ時の断り方

そもそも興味がないのであれば、上述のどちらかにあてはまるでしょうから、そちらを参考にしてください。

一方、商品に興味があるのなら「一括見積はネットでやった方が早いし、選択肢も多い」と言って断ります。
実際ネットの方が選択肢も多いですし、何より情報が多いので、本心からそう伝えられると思います。

いずれにしろ販売会社にお世話になるかもしれませんが、訪問販売の場合は終始受動的な関係になってしまい、不利な条件をのまされることにつながる可能性があります。
しかし、ネットであれば能動的な関係が築けるので、自分優位で交渉が進めやすいのです。

まとめ

訪問販売や電話営業の営業を受けた場合は、太陽光発電システムに限らず、大事なことはその場で契約しないことと、必ず相見積もりをとること。

この2点を忘れなければ、騙される確率は非常に低くなります。
優良な業者であれば、その場で契約をしなくても、相見積もりをとられても動じないでしょう。

騙されないつもりでも、営業マンの巧みなトークにのせられて気づいたら契約そしてしまった、ということもあると思います。
契約をしてしまった後に、騙されたことに気づいたら、すぐにクーリングオフの手続きを始めてください。

太陽光発電事業は、本来安全で将来性のある投資です。
プロの投資家にとっても最も大事なのは、「いい業者を見つけること」なのです。
それほど、信頼できる専門家を探すのは大変なのです。

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